- 2004年11月 2日 17:41
- active in disaster:防災と災害
新潟中越地震から10日になろうとしている。この10日間の間にネット上やらリアル上やらでいろいろなことが起きている。混沌とした状況は今も変わらず、被災者も援助者も支援者も途方に暮れているものが多い。おそらく1ヶ月後や半年後のシナリオが見えている「賢者」は僕らの業界の中に身を置いている人の中でもごく少数派だろう。ただ、今起こっていることを単純化する方向で整理するとこうなる。
1)避難生活
2)倒壊した家屋
3)道路・施設・ライフラインなどの破壊
4)ボランティアの流入
5)産業の停止
特に大きな割合をしめるのは避難生活だ。ここに物資の問題も含む。ただ物資についての問題は「足りない」のではなく「届かない」のが問題なのだ。(今はもう大丈夫らしいですが)倒壊した家屋を片付けるのは家族を中心にした人間の手だ。道路やライフラインを直すのは建設業者やライフライン業者だ。そして産業を立て直すのはその企業自身の体力の問題だ。僕らは何が被災者のためになるのかをアタマに血がのぼる前に整理する必要がある。「世の中カネだ」という言葉は災害時でも例外ではないはずだ。素人の人間が行くよりも看護婦が行った方がいまはよほど役にたつ。もう少しすると単純作業をする人手が欲しくなる。それから行けばいいんだ。
そして、「廃墟の誘惑」に負けてはいけない。とかく廃墟や戦場というと妙に魅力的な気分のする人間が多い。あなたがたが行こうとしている場所は「廃墟」でも「戦場」でもない、ただの田舎の農村だ。あなたがたは戦闘員でも戦争カメラマンでもない、ただのその辺にいる普通の人間だ。ニイガタに個人的な夢や希望をもってはいけない。
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